瞑想するときは必ず座らなければいけないのか

心理 生活

瞑想といえば座ってするイメージがあり、瞑想の方法を紹介しているどのウェブサイトを見ても「背筋を伸ばして姿勢を正す」といった旨で瞑想が紹介されています。

瞑想の時に背筋を伸ばす理由としては諸説あるようですが、日本看護技術協会のPDFでは「背面開放座位がα波/β波の出現と増加を確認しました。」と解説されていたり、パレオな男の記事では「背筋を伸ばすことでストレスや疲労が回復した。」との研究が紹介されていたりします。

詰まるところ、
背筋を伸ばすことによって「リラックス効果が得やすい」とのこと。

看護師の国家試験内にも「背面開放座位で中脳を刺激する」といった設問が用意されており、こちらは姿勢反射に関しての設問ではあるものの、背筋を伸ばすという行動は脳を刺激することと同義とのように語られている(前頭葉ではなく中脳だが. . . )。

瞑想の本質は「リラックス」と「脳の強化」なので、背筋を伸ばして瞑想をするという行動は理にかなっているように思う。

背筋を伸ばした瞑想が苦手な方も

私もそうですが、背筋を伸ばして座る瞑想が苦手です。

というのも、
背筋を伸ばすことで以下の症状が出現するからです。

・足が痺れる
・お尻が痛い
・背中が苦しい

私が痩せ気味だからという原因もあるかと思いますが、1回20分の瞑想をすればふわふわの布団の上でも足が痺れますし、尻に痛みが走ります。

そして、それらが原因して「Muse S」の脳波も乱れまくり、一羽も鳥が飛ばない状況となっております。

Museは瞑想時の脳波を測るもので、脳波が良好なときは鳥が鳴き、不良なときは風の音が強くなったりします。

寝ながら瞑想をした場合であれば、鳥がかなりの数飛んでくれるので脳波としては良質でリラックスもできていると思うのだけれど、果たして寝ながら瞑想は悪なのだろうか。

寝ながらの瞑想はどうなのか?

寝ながらの瞑想というと「ボディスキャン」や「ヨガニードラ」という瞑想とは少し違ったものになりそうですが、体の感覚ではなく呼吸に意識を向けた場合は瞑想と言えるのか。

寝ながら瞑想を実践している記事や解説している記事を参考に情報をまとめていこうかと思う。

妙乗院住職酒井圓弘 いす座禅のススメ

こちらのウェブサイトは、住職である酒井さんが椅子座禅、つまり椅子に座って行う瞑想について解説されているブログです。

この記事の中では、

坐禅と密教禅が、(それぞれが満月または宇宙と同化しますが)、融合して禅メディテーションになりました。 坐禅の座り方を取り入れても良いです。しかし、身体を確実に静止したままにすることを勧めます。いすを使っても良いし、さらに寝転んでも良いのです。

引用:妙乗院住職酒井圓弘 いす座禅のススメ

このように寝転んだままの瞑想について紹介されており、その後の記事内では寝転んだまま瞑想を行っても深い瞑想状態に入ることができると話しています。

名古屋大学医学部附属病院 総合診療科 [第5回] マインドフルネスの方法 (2) – 連載 ”Mindfulness”

名古屋大学医学部附属病院の公式サイトです。

こちらでは「ボディスキャン」として寝たまま瞑想が紹介されており、呼吸瞑想とは少し違ったニュアンスですね。

しかし、これも瞑想の一種として紹介されています。

厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』eJIM 瞑想

厚生労働省の瞑想に関する記事

こちらには以下のような記述がありました。

瞑想には多くの種類がありますが、その多くには共通した4つの要素があります。できる限り雑念を払って静かにすること、特定の心地よい姿勢(座位、臥位、歩行またはその他の姿勢)、一点に集中すること(特別に選んだ言葉や語句、物体、呼吸の感覚)、開いた姿勢(判断することなく雑念を自然に去来させること)。

引用:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』eJIM 瞑想

瞑想を「特定の心地よい姿勢をとること」という概念のもと解説されています。

瞑想だからといって必ず座る必要はなく、個人が心地よい姿勢をとることが重要とのこと。

ヴィパッサナー瞑想(自己観察しながら瞑想するやつ)とジャンルとしては別口になりそうですが、寝ながら瞑想でもしっかりとリラックス効果や脳の休息には寄与してくれそうです。

寝ながらを中心に瞑想していく

色々調べてみた結果、寝ながらの瞑想でもしっかりと脳を休息させることができるようですね。

あとは「前頭葉を鍛える効果があるのか?」というところですが、そもそも逸れた気を呼吸へ戻す際に前頭葉が鍛えられるというメカニズムだったので、ここに関しては問題なさそう。

そして、寝る時と同じ体制で瞑想をするので脳が「よし今から瞑想するのね!」と捉えてしまえば寝付きが悪くなってしまうことも考えられる。

寝たままでの方法を中心に瞑想していくので、これらの体調変化は意識していく必要がありそうです。

また、背面解放座位を取らないことによって、脳の発達にどのような影響があるのかは未知数なので、寝ながら瞑想を中心にはしていきますが、座りながらの瞑想もこれまで通り続けていこうと思った次第です。

それでは、今回の記事はここまで

またね。