自分を偽り生きる「キョロ充」について

心理

キョロ充. . . 。
名前だけは聞いたことはあったが、意味までは知らなかった。

具体的には以下のような人種を指す言葉らしい。

常にキョロキョロと人目を気にしており、その時々の流行や周囲の人間に合わせることで自分を「リア充」だと思い続ける者を意味する俗語。主に大学生に多いとされる。そもそも「リア充」とは「リアル(現実)の生活が充実している」者を指し、必死に「リア充」を演じているという意味なども含まれた言葉である。

weblio辞書 キョロ充

つまりは「陽キャ」と言われる人種と仲が良いことをアピールしたり、その立居振る舞いを無理してまねることによって、自分の価値を図っている人間のこと。

またニコニコ大百科などのウェブサイトでは「一人では何もできない、リア充グループの金魚の糞」とかなり否定的な紹介をされている。

キョロ充ってどんな人?

実際にドラマ形式で大学生における「キョロ充」の特徴を紹介しているYouTube動画があったので、ここで紹介しておく。

俺たち天下のゆとりーマンというチャンネルで社会風刺的なネタをドラマ形式で紹介しているクリエイター。

キョロ充が言葉で理解しにくい人は、こちらを見てもらうと1発で理解できるかと思う。

“承認欲求”がコントロールできていなかった当時の私もこれに近い人種で、常に仲間外れにされることに怯え、他人から評価されることに飢えていた。

話は変わるが、お笑い芸人「東京03」のネタで「好きで媚びてるんじゃない!!」とシャウトするシーンがあるが、このような気持ちを抱いた経験は今までにないだろうか。私はある。めっちゃある。

自分が望まない行動を承認欲求のためにしてしまうというのは、もはやアドラー心理学でも言われている「承認欲求の奴隷」になっている状態と言えるのではないだろうか。

キョロ充は嫌われる?

キョロ充はかなり嫌われています。

私の主観ではなく、Googleの検索サジェストを確認してみれば一目瞭然です。

こちらはGoogleのロングテールキーワードを表示したものの一部だが、キョロ充に対して不満を持っている人間が共感を得るため「メシウマ/みじめ/めんどくさい」などと調べている痕跡が多く残っています。

こちらは一部を切り抜いたものですが、他の五十音でも大体ディスられているので、気になる方はこちらからお調べください。

さて、対象の陽キャに嫌われないように振る舞ってきたキョロ充たちは、なぜここまで非難される対象になったのだろうか。

私個人の主観にはなるが、やはり、外部から見てその媚びている姿や、無理をして騒いでいる姿に不快感を覚えるからではないだろうか。

また、媚びられている対象はそれを見抜いており、どこか動作に嘘が混じっていたり、忖度されまくることで不信感を覚えるという一面があるからではないだろうか。

キョロ充本人たちも自分の行動が自分を苦しめていることには気づいている。先程の画像の中に「キョロ充 やめたい」と検索されている痕跡がある。

キョロ充たちの一部は、取り繕った自分ではなく、ありのままの自分で生活したいという思いがあり、それに悩み葛藤している人たちもいる。

キョロ充というのは後天的に矯正できるものなのだろうか?

キョロ充は改善できる

「キョロ充 やめたい」で検索すれば、Yahoo知恵袋で相談している事例や実際に止めるまでのロードマップを示しているウェブサイトはいくつもある。

本気で改善したいと考えている方は、一度、実際にそれらのウェブサイトを覗いてみるか、知恵袋のように自分と同じ悩みを持つ人から影響を受けるのがいいのではないだろうか。

ちなみに、承認欲求の奴隷でキョロ充だった私が、それらを克服した方法をここに記しておこうかと思う。

認知行動療法が効きますよ

ということで、キョロ充の治療法には「認知行動療法」がおすすめできます。

「認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。」と認知行動療法センターは紹介していますが、少しわかりにくいです。

今回の事例に当てはめてざっくり解説すると「今自分が媚びている、あるいは忖度している。なりたくない自分になってる。」と気づくことができた場合にすぐ、軌道修正する。以後これを繰り返していく方法となります。

すると、段々自己理解能力が向上していき、嫌いな自分が出てくるたびに意識的に封じる能力が身に付きます。

1日の最後には「今日の自分はこれだけ嫌な自分になったけど、こうやって対策してみた。以前よりも成長している。」というような振り返り日記をつけると尚更良いです。

これを続けていけば改善します。そして、他人に認められなかったら「なぜ自分は他人に認められないのか。なぜこれほどまで他人に認められようとするのか?」と哲学者プラトンの問答法のように、自分になぜを浴びせまくるとかなりの速度で自己成長します。

一人になろうが、嫌われようが死にはしないのです。

2:6:2の法則(パレートの法則)でも、人間は2:6:2に分けられると言われています。つまり、2割は自分に好意的で6割はどうでも良い。そして、残りの2割は自分のことが嫌いなのです。

変に着飾ってしまうと、素の自分を好きでいてくれる2割の人間に愛想を尽かされてしまいます。どうせ2割の人間に嫌われるのであれば、素の自分を好きになってくれる人は大切にしたいと思いませんか?

キョロ充

最後の方は少し話が脱線しましたが、今回はキョロ充について考えていきました。

キョロ充は、承認欲求によって、ありのままの自分を表現できず、他人の価値に自分を委ねてしまう。栄光浴(偉大な人間と知り合いであることに自分の価値を感じる)と似た性質で自分や相手を一方的に評価してしまう。

結果、相手に不快感を感じさせ、自分は辛くなってしまうという負のスパイラル。win-winならぬlose-loseと私は感じました。

アナと雪の女王でも「ありのまま」という単語が使われ、この単語がバズるほど、ありのままの自分で生活できない人が増えているように思います。

こういった作品で描写されると自分自信と重ねることができて、勇気がもらえる人も多いのではないでしょうか。

個人的にキョロ充を克服したい人には「十二国記 月の影影の海」というアニメまたは小説を進めます。

というのも、主人公が極度のキョロ充で、物語が進むにつれてありのままの自分で生きていく決意を持つようなストーリーになっているからです。ここから勇気がもらえれば儲けものですよね。

ということで、今回は以上!
またね。