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おしっこを我慢し続けても死ぬことはないという話

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今回のテーマは「おしっこと我慢」です。


会議中におしっこ我慢することが多いけど、ネットを見てると「破裂して死ぬ」って書いてるところ多いし、怖い。本当に破裂するの...?。




本記事ではこういった疑問にお答えします。

【もくじ】

 

1. おしっこを我慢し続けて死ぬことはない



トイレの我慢をすると "膀胱破裂から最悪死に至る" と言われますが、おしっこの我慢が原因で膀胱が破裂することは、極めてまれで再現性が非常に低いです。

 

 

これらの記事では、おしっこを我慢して死ぬケースも少なくない。1980年から全世界で177件の膀胱破裂が報告されている」と主張されています。

おしっこを我慢し続けたら、膀胱破裂によって最悪死に至るというメカニズムは正しいですが、そもそも "死ぬまで我慢が必要なケースは極めてまれ" です。

日本では水洗式の公衆トイレが充実しており、コンビニや公園など外出時であったとしても、いつでもトイレを利用することができます。


仮に、公衆トイレのない狩猟採集民族のような生活をしていたとしても、草むらで用を足せばいいので、我慢を強いられる必要はありません。

トイレを我慢する必要がある場合

現代で、トイレを我慢する必要がある場合は以下のケースに限られるのではないでしょうか。

・公共交通機関で移動中
・仕事中
・会議中
・授業中
などなど

こういった場合であっても、 "事前にトイレを済ませておく" ことが多いかと思いますし、仕事前や会議前に "おしっこが漏れそうな状態で臨む" 方もごく少数派だと思われます。


そもそも仕事や会議中に中抜けができないこともありません。

「大事な会議の時は抜けられない。」といった意見もあると思いますが、それもその通り。それでも、 "膀胱が破裂するほど尿が溜まる" 場合は極めてまれです。

尿意は膀胱内圧が「15~20cmH2O(センチメートルエイチツーオ)」になると感じられるようになり、尿の量で言うと「200~250ml」がこれに該当します。


出典:看護roo


この画像のような感じで、「15~20cmH2O」の値を超えてから尿意が強くなっていくのがわかります。

会議中に尿意を感じた場合はすでに「200~250ml」の尿がたまっていることになり、成人の一般的な膀胱容量が「500ml前後」であることを考えると、 "膀胱容量の半分が満たされている状態" です。

腎臓が持つ利尿速度の最大値が「16ml/分」であり、水分を大量に摂取した状態では、会議中に尿意を感じてから "最速で20分後に膀胱容量は最大" になり、 "尿意は最高" になります。しかし、こういった状況で破裂が起こる場合は、

 

1. 会議前に大量の水分を飲む
2. 会議スタート時に尿意
3. 20分以上身動きが取れない
4. 我慢し続ける
5. 破裂
 
といった特殊な状況下でしか発動せず、ここまでの "利尿速度が再現されることもほぼありません"
 
 
しかし、万が一こういった場合が訪れたとしても「尿を我慢し続ける意志力」より、「中抜けする意志力」のほうが働きやすいことでしょう。
 
 
そもそも、 "破裂するまでトイレを我慢できる意志力を持っている人"ほぼ存在しないので、ここまで解説しなくてもよかった気もしますが...。


こういった排尿できない場合において、膀胱が破裂するには、

1.事前に水分を大量に飲む
2.どうしても抜け出す隙がない
3.常軌を逸した意志力

これらの状態がすべて重なったときにのみ起こりうる可能性があります。

2.膀胱破裂の原因は "外傷性" が多い



「1980年から全世界で177件の膀胱破裂が報告されている」
と言われれば多く感じるかもしれませんが、この調査自体どのようなものかは明らかにはなっておらず、

・どういった原因で破裂したか
・その後亡くなったのか
・どの国での破裂率が高いのか
・リスクファクターは何か
・どの年齢層に多いのか
・持病の状況


などの情報が欠落していて判断しにくいところがあります。


そもそも健康体の人が膀胱破裂を起こす原因が、「何かに挟まれた。」「何かがのしかかった」という外傷(1,2)がほとんどです。


「神経因性膀胱」によって尿がたまり、自然に膀胱破裂を起こした(3,4)という事例も存在しますが、これに関しても "再現性が低く、極めてまれな状況" です。

基本的に膀胱破裂を起こす原因は、

・外傷
・泌尿器系の疾患がある
・消化器系の疾患がある

に限局されているので、数字だけをみて膀胱破裂に恐怖する必要はありません。

3.ティコ・ブラーエの死と膀胱破裂



宴会の席でトイレに立つことをマナーが悪いと嫌い、 "おしっこを我慢しすぎて膀胱が破裂して死んだ" といわれている天文学者の「ティコ・ブラーエ」

出典:ティコ・ブラーエwiki


ティコブラーエの死因に関しては以下の推測がなされており、

毒殺水銀検出されず、立証ならず。
治療:当時の膀胱治療が水銀飲むことだった。水銀検出されず。
尿路結石結石見つからず、立証ならず
我慢しすぎ:有力
前立腺肥大:有力

といった感じで、最有力と考えられていた水銀が否定され、現在最も有力なものは「我慢のし過ぎ」「前立腺肥大」になっています。

「前立腺肥大⇒おしっこが出ない⇒尿毒症」なのか、「我慢のし過ぎ⇒膀胱破裂」なのか詳しいところは判明していませんが、こういった状況も "再現性が非常に低い" です。


偉人の死因が必ずしも身近に存在するわけではないため、ここもあまり気にする必要はないかと思います。

4.当然おしっこの我慢をしてはいけない


もちろん "おしっこの我慢は厳禁" です。

おしっこを我慢することで、

・膀胱炎
・尿閉
・過度のストレス
・腎盂腎炎
などなど。

が発症しやすくなります。

適度におしっこをすることで、尿道の細菌を洗い流し、膀胱まで細菌を登らせないようしないといけません。


男性と違って尿道の短い女性は、特におしっこの我慢し過ぎには注意が必要です。

まとめ

今回は「おしっこと我慢」をテーマに解説しました。

本記事の内容を一言でまとめると

「基本的におしっこを我慢しても膀胱は破裂しないけど、尿路感染を起こすから我慢しないでね。」です。

尿量の少なくなる夏の時期には「尿路感染」のリスクもあがる(特に高齢者)ため、映画の途中でも可能な限りトイレタイムをとりましょう。


とりあえず "死ぬことはなさそう" で安心。会議前に水分控えたりして自分なりに対処していくぞ!






【参考文献】

(1)楠 隆光, 江里口 渉(1959), 膀 胱 破 裂 の2例

(2) EricHochbergM.D.(1993), Bladder rupture associated with pelvic fracture due to blunt trauma

(3) 長門 優, 原山 信也(2008),術前に診断し得た神経因性膀胱に伴う膀胱自然破裂の1例

(4) Joel R. Sheiner , and George W. Kaplan(1998),Spontaneous Bladder Rupture Following Enterocystoplasty

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