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カフェインレスコーヒーが健康にいい理由【保健師が詳しく解説】

更新日:

今回のテーマは「カフェインレスコーヒー」です。
本記事では以下の疑問を解決します。

  • カフェインレスコーヒーは危なくないの?
  • 中毒性は?
  • どうやってカフェインを抜いてるの?
  • コーヒーのような健康効果はあるの?
  • 普通のコーヒーよりまずい?
  • 胃が荒れたりしない?
  • 妊婦だけど飲んでもいいの?
 
【もくじ】

 

1. カフェインレスコーヒーが健康にいい理由


カフェインレスコーヒーは健康に有益な効果をもたらします
有益というと抽象的なので、具体的には以下になります。


などです。
カフェインレスコーヒーを飲むだけでこれらの健康効果を期待することができます。

2.カフェインレスコーヒーはこうやって作られる


カフェインレスコーヒーはその名の通り、コーヒーからカフェインを抜き出したものです。

私たちの目に見えない「カフェイン」ですがどのように抜きだしているのでしょうか。

大きくは3つの抜き出し方があります

1. 有機溶媒による方法
2. 超臨界二酸化炭素による方法
3. 水を使った方法

 

1. 有機溶媒による方法


有機溶媒を使ってカフェインを抜き取る方法です。

使用される有機溶媒は

・エチルアセテート
・ジクロロメタン


と言われる物質を使用します。

有機溶媒を使用するこの抽出方法が、一番健康被害が気になるところです。


エチルアセテート(1)は体内に入ることで、「皮膚障害」、「咽頭痛」、「咳」を引き起こすと言われています。


また、ジクロロメタン(2)は、「頭痛」、「吐き気」、「皮膚障害」が起こると言われています。


こうやってみてみると、なかなか体に悪い物質なんですよね...

しかし!有機溶媒抽出は安全に飲める!


これらの情報だけですと「カフェインレス怖っ...飲むのやめよ...」となるところですが、

アメリカ食品医薬品局(3)は「カフェインレスコーヒーの溶媒は0.001%未満しか残留してない」と公表しており、「健康被害に関しては問題なし」としています。

そのため、有機溶媒を使用されているカフェインレスコーヒーは健康被害を気にせず飲むことができると考えて良いです。

2. 超臨界二酸化炭素による方法


めちゃくちゃかっこいい名前ですが、超臨界とは「液体でもあり気体でもある状態」という意味になります。


この超臨界二酸化炭素を使用して、コーヒー豆からカフェインを抜く方法がこれに当たります。


二酸化炭素を使用するだけなので、健康的な害に関しては心配する必要はありません。

3.水を使った方法


水を使った方法になります。

水につけてカフェインを抜くだけなので、健康への害を心配する必要はありません。


具体的な方法は以下の動画がとてつもなくわかりやすいです。

 

 

カフェインレスコーヒーは、大まかにこれらの3パターンで作られます。
どれも健康に害のない製法ですので安心して飲んでもらえればと思います。

3. カフェインレスコーヒーQ&A


ここでは、カフェインレスコーヒーによくある質問を一問一答形式で解説していきます。

1. 普通のコーヒーよりまずい?


味の違いですが、のみ比べてようやく「少し違いがわかる」といったくらいでしょうか。

カフェイン入りのコーヒーと味はほぼ変わらず、普段飲みもしやすいです。


普通のコーヒーと比較して、味が変わるのは「カフェインの苦み」がなくなることが原因となり、この苦み成分が抜けることで「酸味」が目立つようになるためです。


そのため、普通のコーヒーと飲み比べると若干酸味が強く感じることもあります。

2. 妊婦が飲んでも大丈夫?

大丈夫です。

普通のコーヒーであっても「200㎎/日」以内の量であれば健康的には問題ないとされています。

妊婦のカフェイン摂取量に関しては

英国食品基準庁:200mg/日以内
・カナダ保健省 :300mg/日以内
・世界保健機関:1日3~4杯まで(300~400mg程度)


と上限が定められており(4)、これが参考になるかと思います。


コーヒー1カップあたりに大体「70㎎」のカフェインが含まれているので、カフェイン入りコーヒーであっても2杯/日ぐらいまでなら胎児への影響もないと考えることができます。


コーヒーのおよそ99.7%のカフェインがカットされているカフェインレスコーヒーに関しては、妊婦の方が100杯飲んでもカフェインの健康被害を受ける可能性はなさそうですね。

 

3. カフェインレスコーヒーで胃は荒れない?

 

通常のコーヒーと同じように、カフェインレスコーヒーにも胃酸の分泌を促進する効果があります


コーヒーと胃の関係では「カフェイン」が悪者と思われがちですが、犯人は「クロロゲン酸」です。


クロロゲン酸というのは、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種で、その健康効果は「心疾患予防」から「認知症予防」までこなす万能性を誇ります。


カフェインレスコーヒーにも大量に含まれており、これが原因で胃酸の分泌が促進されることとなります。


胃の調子が悪い人に関しては、良くなるまで避けた方が良いですが、健康体の人が飲む分には心配する必要はないです。


むしろ健康効果を狙ってどんどん飲んでもらえればと思います。


コーヒーと消化器疾患、消化器がんを関連付ける疫学的根拠もないので、安心して飲んでいただければと思います

まとめ


今回は「カフェインレスコーヒー」をテーマに解説しました。
本記事の内容を以下にまとめます。

  • 通常のコーヒーに負けないほど多くの健康がある
  • およそ3通りの製造方法で作られるが、どれも安全な方法である
  • 普通のコーヒーと味もそこまで変わらないが、「酸味」が若干強く感じる
  • 妊婦、胎児はカフェインレスコーヒーを100杯飲んでもカフェインの健康被害を受けない。普通のコーヒーも2杯~3杯までは可。
  • カフェインレスでも胃酸の分泌は増える
  • 胃の調子の悪いときは控えよう。


本記事のまとめは以上です。

カフェインレスコーヒーは通常のコーヒーに負けないか、ほぼ同等の健康効果を持っています。カフェインの感受性のが高い人や妊娠されている方にぜひおすすめします。

 

【おいしいカフェインレスコーヒー2選】

最期にお勧めできる美味しいカフェインレスコーヒーを二つ紹介します。

「マウントハーゲン」




「クライス」






【参考文献】

(1) 国際化学物質安全性カード 酢酸エチル

(2) 国際化学物質安全性カード ジクロロメタン

(3) CFR - Code of Federal Regulations Title 21

(4) 厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~

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